なぜ愛するようになったのか?

山口韻汰亜那庶鳴(ヤマグチインターナショナル)は今日も新聞記事に向かって威嚇をした。

 

山口の通う高等学校の最寄り駅構内には、ありきたりな、そしてあまりに不格好なコンビニエンス・ストアの店舗がぽつりと立っている。山口はこのコンビニに異常な敵意をむき出しにしている。

 

そのコンビニ店舗自体は、山口の関心を何一つ引き出さない。なぜなら、駅員は全員先の大戦で亡くなっているし、その店舗に並べられている商品一つ一つが、山口のみならず、山口一家全員が抱き続けてきた小さな夢でしかなかったからだ。

 

ではなぜ、山口はそのコンビニに執着し、毎朝新聞記事に威嚇するのか。

 

理由は至極単純。そのコンビニ唯一の店員であり、理解者であり、そして、これが最も重要なのであるが、一番の加害者が山口の妹だからである。

 

山口の妹は、簡単に言ってしまえば記憶喪失だ。

山口の存在はもちろん、自分自身のことさえ覚えておらず、毎日泣き喚いては失神を繰り返す。搔きむしったせいでできた喉・背中・頬の痛々しい傷が、山口の妹のストレスを何よりも雄弁に物語る。

 

山口は考えない。ただ威嚇する。

実際、その威嚇に意味などないことは山口が一番知っている。

焦燥感と、怒りと、嫉妬心が山口の原動力。

 

山口は今日もディナーを平らげた。

他の誰でもない、自分自身を今日も飢餓に晒して。

 

教師勅使河原曰く、その妹とは山口本人なのであるが、これは最早何の効力もなさないし、公然の秘密となっている。

愛想笑い

お疲れ様です。

復活のK兄です。

今日は復帰一日目ということでリハビリ程度の記事を一本書きたいと思います。

 

K兄の第一印象

K兄の第一印象なんですが、これが実際あんまりいいものでもないんですね。

「怖い」とか「暗い」とか「目が死んでる」とかよく言われます。

※深く付き合っていくと別の意味で怖いって言われるんですけど。

 

この第一印象の悪さって、実際僕があんまり初対面で笑ったりしないからだと思ってるんですよね。

 

愛想笑い

実際僕って愛想笑い絶対にしないんですよ。

本当に面白いときとか幸せなときとかじゃないと笑わないです。

なんでかっていうと幼いころに理由があるんです。

 

K兄は小さいころ、気弱で身体も小さかったので結構いじめられ体質だったんですね。

相手に強く言えないし、何より基本的にずっと笑ってる子だったので本気で嫌がってるのとかが伝わんなかったのも原因でしょうね。

 

こういう経験があったから、本当は笑うの大好きな子だったんですがガチで面白いときとか楽しいときじゃないと笑わない子なっちゃいました。

 

なんだかんだこの癖が十数年続いてしまった挙句、現在に至りこの仏頂面の人間が出来上がってしまいました。映画「JOKER」みたいですね。※名作でした。

 

ただ、この環境で生活するようになってから毎日笑うようになりました。

こんなに笑ってるのこの時期くらいでしょうね。

素晴らしい時間(タイム)をありがとう。K兄でした。

次回予告

次回は一部界隈で好評の山口韻汰亜那庶鳴(ヤマグチインターナショナル)シリーズでも書こうかなと思います。

 

 

生存報告

お久しぶりです。

 

三日坊主界のキムタクことK兄です。

しばらくブログの更新をお休みしていました。

 

記事書かずに何してたんだって話ですけど、実はもうブログ飽きかけて、サイトの閉鎖も考えてたんです。

しかし僕は三日坊主界のキムタクであると同時に気まぐれ界のハシカンでもあるんですね。

 

つまり何が言いたいかっていうと今日からブログ再開します。

 

毎日更新とかいうとハードル上がって逆に続けられなくなっちゃうんで、ぼちぼち暇をみつけては記事を書いていこうかなと思います。

 

みなさんこれからも宜しくお願いします。

 

でウ亜ほで 名誉も犬も なんでもない

「でウ亜ほで」

頭を抱え机に突っ伏した山口韻汰亜那庶鳴(ヤマグチインターナショナル)は、こんなため息をついた。この時期になるとよくでる、彼の悪い癖だ。

「ため息をつくと幸せが逃げていくよ」

そういって、山口の髪の毛を掴み、思い切り魚の骨の山に叩き込んだのは友人のグエンだ。ベトナム出身である。

 

山口からすると面白くない。

彼はかなり現実的なタイプな男だ。いわゆる「冷めてるヤツ」。

山口からすると、そんなありきたりでなんの解決策にもならない励ましよりも、もっと現実的なアドバイスというか、欲を言えば抜本的な「答え」をくれた方が何十倍もうれしい。

 

「授業中ですよ。」

教師の勅使河原は、まるで学生に関心がない。今回も、黒板から一切目を離さずに、機械の様な冷たい声で、形式ばかりの注意をした。彼にとっては慣れっこだ。

 

山口は母親を恋しく思った。

思えば、ここ最近実家にもろくに帰れていない。

将来のため、県外の高校に進学したのは良い選択だったと今でも信じているが、もしかしたら親不孝だったのかもしれない。

山口は勅使河原を刺した。食べてしまった。

でも、そんなこと、実際彼はしていない。

誰が信じるというのか?

「切羽詰まってゆくゆくの、どうしようもない行動だった」

そんなことをいうと、山口に嫌われてしまうかな、とグエンは思っている。自覚しているのだ。

 

ゴールは目指すものだが、今回だけはそのゴールが物憂げな表情を浮かべ、銅鑼を鳴らし、襟を正して、とんでもない勢いで、こっちに走ってくる。

 

「でウ亜ほで 名誉も犬も なんでもない」

勅使河原のこの川柳は、山口の部室にも、グエンの部室にも金ぴかの額縁にいれて飾られている。

クルーは家族

皆さんお疲れ様です。K兄です。

今日は軽めの記事を一本掲載します。

 

「クルーは家族」

これは僕が大切にしている言葉の一つです。

人生のモットーの一つといっても過言ではないでしょう。

僕が就職する予定の会社の船にも、乗組員表と共にこの言葉が記されているそうです。

正直陸上の中小企業でこの言葉が掲げられていたら「ブラック企業やな」ってなるんですが、「船」という特殊環境の中では、この言葉は特別な重みをもちますね。

僕はいい言葉だと思うんですが、他の名言同様、否定的な存在があることは承知しています。

賛否両論

先程述べたとおり、この言葉に対してはこんな否定的意見があるでしょう。

「現実船ってギスギスしてる」

「家族ごっこの馴れ合いかよ…」

「実際問題クルーが家族みたいになれるわけない」

特に最後の思いは、実際僕の頭にも逡巡しました。

実際そうかもしれません。

ぶっちゃけ国籍も年齢層も、育ってきた環境も何もかも違う数十人をひとつの「家族」とするのは非常に難しいことでしょう。

 

ただ、難しいからこそ価値があるなって思います。

理想の姿

「船長」の仕事ってなんでしょう。

色々あると思うんですが、末席の乗組員一人ひとりにも気を配り、船内を一つにまとめ上げ、船内の和を保つことが重要な職務・責任の一つだと考えています。なんならトップクラスに位置付けてます。

 

全ての乗組員が我が家のような安心感持って働けるって理想的ですね。

まあ、これ、さっきも言いましたけどめちゃくちゃ難しいですよね。正直、責任者たる船長の能力や人格が欠けていれば到底不可能だと思います。

 

でも裏をかえせば、船内の雰囲気の良しあしって船長の能力・人格なんかに大きく左右されるってことですよね。乗組員が「クルーは家族」っていえる船の船長って最強じゃないですか?完璧じゃなくても、それに近づけるよう頑張りたいです。

 

そういう意味で、僕は「クルーは家族」っていう言葉を大切にしています。

 

もっと書こうと思いましたが眠いのでやめます。

うにょ~ん。びろびろ。うにょ~うにょ~ん。

 

以上、K兄でした。

今回も読んで下さりありがとうございます。

当ブログについて

うにょうにょうにょ~ん うにょうにょびろーん

 

ブログ開設二日目にしてちょっと飽きてきました。

三日坊主界の大谷翔平ことK兄です。

明日にはこのブログ閉鎖してるかもしれません。

うにょーん

 

今日ブログを開くと、アクセス数が200件を超えていました。

思ったよりも皆さん見てくださっているようでうれしいです。

ありがとうございます。

 

今回は、読者も多くなってきたということで当ブログの概要やルールについて書いていきたいと思います。

当ブログの説明

当ブログは、K兄が暇つぶしに作ったブログです。

結構雑に文章打ってるので、読み手側の皆さんも適当に暇つぶし間隔で読んでいただけたらなって思います。

基本的にブログで扱う話題は一つに絞らず、僕の興味のあることなんかを適当に書いていきます。

感想・リクエストは大歓迎

「こんな記事を書いてほしい」といったリクエストや、「あの記事良かった・悪かった」という感想は大歓迎です。

僕に言ってくれれば喜びます。

みなさん気軽に感想伝えてくださいね。

反則事項

当ブログですが、絶対に譲れないポリシーが1つだけあります。

それは私が、何があろうと、天変地異が起きようと、絶対に

食レポ記事だけは書かない」

ということです。

 

これはデビュー当時から一貫して主張してきたはずです。

にもかかわらず、それを忘れて「食レポ」記事を書けと言ってきた卑劣・極悪な輩がいました。怒りを理性で抑えるのに必死でした。

反則行為がみられる悪質な者は「読者」とはみなしません。

私にとって、そしてこのブログを楽しみにしてくださっている善良な読者の皆様にとって邪魔です。

そんな方は二度とこのブログを訪れないでください。

 

最後に

先程述べた一つだけの反則事項を除けば、このブログはなんでもありです。

みなさんの暇つぶしに少しでも貢献出来たらなって思って頑張ります。

これからもどうぞよろしくお願いいたします!

 

今回も読んで下さりありがとうございました。

 

 

明日以降の予告

今日も一日お疲れ様です。天才ブロガーのK兄です。

 

今日ブログを開設したばっかりなんですが、楽しくてついついたくさん記事を書いちゃいました。うにょ~ん。

 

まあでも連投も飽きてきたんで、明日以降の記事の執筆予定を書いて今日を締めくくりたいと思います。

 

ブログの注目記事

ブログの管理者画面からは、ブログへのアクセス数とか各記事への注目度とかのデータを見ることができるのですが、最も高かったのが『離職』についての記事でした。

 

また、僕本人にも「続編が少し気になる」との感想をお寄せくださった読者の方がぽつぽついらっしゃいます。本当にありがとうございます。

 

実のところあの記事、本当は続きを書くつもりのないネタ的な投稿だったんですけど、僕は「期待には応えなきゃ」というタイプの人なので俄然やる気が出てきました。

 

明日以降に執筆予定の記事

唐突に続編を書くことがきまったので、急遽構想を練りましたが結構長い文章になりそうです。簡潔にまとめるため、

 

・某A大を去る者たちの理由

・辞める人にありがちな性格・生き方

・逆に続けきった人にありがちな性格・生き方

 

この三つの事柄に分類して記事を書こうかなと思います。

※まだ構想段階なので、多少の変更が加わるかもしれないです。ご容赦ください。

 

まあ、タイトルだけみると高尚な感じがしないでもないですが、中身は僕の雑な感想をとうとうと述べたものになりそうです。ですのであんまり過度な期待はしないでくださいね。

 

今回も読んで下さりありがとうございました。